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2006年12月11日 (月)

司法試験・国家Ⅱ種・法学検定

 昨日京都の四条烏丸にある予備校の校舎まで、来年度に向けての学習方法をお世話になっている先生がガイダンスされるというので、聴きに行ってきた。
 先日の大阪での講義とダブるところはあったのだが、そのときは詳細が言えなかった例のけったいな択一こと多肢選択式を出題することによる試験委員側の目的と、多肢選択式の採点基準について先生が知りうる限りの情報をお話しされた。
 けったいな択一(多肢選択式)の採点基準については、色々憶測があり、私が試験の感想で述べたように1問1点配点と言うことも考えられるのだが、総務省側の思惑もあり、実際には1月29日の結果発表までどうなるか分からないとのことである。先生は採点基準について最悪のシナリオもお話しされたのであるが、あくまでも憶測に過ぎないと言うことなのでここでは述べないことにする。
 また、ガイダンス中に先生は今回の試験の講評をされたのであるが、今回の試験の択一はかなりのハイレベルであったと言うことを改めてお話しされた。なお、けったいな択一と今回から導入された40文字程度の記述式は、基本的には法学検定3級が固まっていればだいじょうぶであるともおっしゃられた。つまりどういう事かというと、ある程度択一で点を取っていかないと不合格確実ということである。
 で、その択一の出題傾向だが、法令は国家Ⅰ種、国家Ⅱ種、司法試験の過去問、公認会計士の過去問、一般教養は国家Ⅰ種、国家Ⅱ種だそうである。
 これは、ガイダンス中でも先生がお話しされていたのだが、ある重要な命題に基づいて試験委員側が戦略を立てて問題の出典をチョイスしたもので、地方自治法を含めた行政法分野の出題が異様に多かったのもその現れであると分析されておられた。
 その重要な命題は、旧司法試験の落ち武者を救済し、なおかつ司法書士等の受験者の中にいる滑り止めで行政書士試験を受けに来る不届きものを排除すると言うことである。そのためにかなりの緻密な作戦によって所々に巧妙なトラップが仕込まれており、それをかいくぐって合格できるものが極端に狭められている。その方々とは公務員試験国家Ⅰ種・Ⅱ種組と先ほど挙げた旧司法試験組、それと行政書士試験を本当に文字通り命をかけて努力し取り組んだ、
 「真に行政書士試験の為に勉強」されている方
が合格という栄冠を勝ち取れる方々なのである。
 さて、ではここで問題となってくるのが公務員試験組である。彼らは確かにこの問題で有利な地位にあるが、それはえこひいきではないのか? 救済するのは旧司法試験組だけではないのか? 答えはこの一言で決まる

 公務員試験組は行政書士試験に合格しても開業しない

 つまり彼らは、「公務員」というもっとも安定した、それも「キャリア」という頂点に近い地位を得られる選ばれた者達であるから、わざわざ野に下ることはないと言うのが先生のお話しされた理由だ。その意味において今回の試験はすさまじいほどの精密さを持って、「行政書士の資質を持つもの」を「行政書士として開業」させる為の試験であったと言うことである。
 そしてそれは、問題を暗記したとか覚えているとか言うレベルではなくて、法令知識及び法的思考を基礎から地道に積み上げて行った集大成の先に、「合格」という一文字が待っているというそんなつらく苦しい道のりなのである。あえて言えば法学部に入学し、地道に法律の勉強をして法学部学士号をもらう(修了)ぐらいの覚悟がないと無理で、3ヶ月で受かりますとか過去問やってれば受かりますとか条文だけしっかりと覚えれば大丈夫ですとかを平気で言う予備校や講師は、もはや受験生(少なくとも法律知識ゼロからはいる初学者においては)に対して詐欺をはたらいていると言うべきであるといえよう。行政書士試験は甘くない。その現実を受け止めてからでないと合格への道のりは果てしなく遠いのである。

最後に先生がおっしゃられた合格のための重要な要素を書いて終わりとしよう

戦略→行政書士試験に合格するためにはどうやればいいか、今からシミュレートする。
方法→各分野の配点比率を元にしながら優先順位を決めた上で出題傾向を正確に把握し、出題元の問題集を繰り返し解く
意志→強い動機やモチベーションを持ち続ける。

但し、戦略と方法については、「言うは易し、行うは難し」である。そのためにも「意志」の力が最重要となるのである。

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学問・資格」カテゴリの記事

コメント

昨日の説明会後にお話しさせていただいた者です。
どうもありがとうございました。
申し遅れましたが、「あきぞう」といいます。


以前からブログは拝見させていただいて、講義内容等かなり参考にさせていただいておりました。(^^;

予備校やら法検講座やらでタカくんさんのお姿は拝見していたのですが、小心者だもんで(人見知りするもんで)、お声もかけられず、ブログの書き込みもできずでした。。


昨日、お話させていただいた方々は、ココに書き込みされてる方なんだろか…ドキドキ…とか思いつつ、とりあえずご挨拶&昨日のお礼まで。


※自己満足型の不安定なブログを世界中に発信しています!
 もしよろしければお立ち寄りくださいませませ。

投稿: あきぞう | 2006年12月11日 (月) 12時41分

 あきぞうさん、勇気を振り絞って(?)の初投稿ありがとうございました。ご承知の通りこのブログは、勉強ネタもありますが、本当にノリノリで投稿しているのは、実はオタクネタというとんでもないブログです。不謹慎この上ないと思いますが、それが私、タカくんの実態なのです。
 ですからどうぞ遠慮なさらずにドンドン書き込みに来て下さいね、お待ちしています。

投稿: タカくん | 2006年12月11日 (月) 20時31分

小熊猫(コパンダ)はタカくんが京都にお世話された。

投稿: BlogPetの小熊猫(コパンダ) | 2006年12月12日 (火) 10時30分

お久しぶりです。日曜日京都に行っていたんで

すね。信者はビジネス実務検定受けていました

よ。ガイダンス受講生は多かったですか?

合格講座の受講生は多いみたいですね。なんで

狭い○○なんだろう?山も池も閉校されるし

ね。愛のテキストは詳しいね。

お互い独りですが頑張りましょう!

あと、出家します!!!!!

投稿: 信者 | 2006年12月12日 (火) 13時54分

先日、この前の記事の「目的効果基準」の記事に何度かコメントさせていただいたのですが、ココログさんのメンテナンス中?でコメントができなくて帰っておりました。
お友達の家に遊びに行ったのに、「今、いないよ~」と言われて凹んで帰った子供時代の感覚を思い出しました(笑)
ところで、タカくんさんが参加されたガイダンスはとても有意義なものだったようですね。
そして、そのガイダンスの模様を分かりやすくまとめてあるタカくんさんもスゴイです。
戦略と方法と意志が大事なのですね。
戦略をたてるのは、結構楽しくて好きなのだけど、私は意志が弱いのでいつも計画倒れになってしまいます。
タカくんさんが言われるように「意志」が最重要ですね。

投稿: ちえのすけ | 2006年12月12日 (火) 17時20分

 信者さん、御無沙汰しております。出家と言うことは、またどこかにこもって修行するのですか? 修行する場所は違っても、同じ受講生ですから共に頑張っていきましょう!
 またちょくちょくのぞきに来て下さいね。
(^^)/~~~

投稿: タカくん | 2006年12月12日 (火) 20時04分

 ちえのすけさん、こんばんは。
 実は私はココログのメンテナンスの日を完全に忘れていて、記事でお知らせするのを忘れておりました。ご足労を掛けてどうもすみませんでした。
 実は私も意志は弱いです。すぐに楽しようとします。だから今度の試験においてはかなり自分で自分を律しないとまた今年の二の舞になるなあと正直不安です。
 特に今からは、バイトしてお金を稼がないといけないので、スキマ時間を使って勉強がちゃんと出来るか不安です。内心それが憂鬱でなかなかバイト先を決める踏ん切りが付きません。
 でも遅くとも今月中には決めてしまわないといけません。悩みの種ですね。よほど強い動機を持ち続けないとと思っています。

投稿: タカくん | 2006年12月12日 (火) 22時21分

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昨日入ったプロレス中継(ノア)を見逃しました…。癌を克服して、復帰を目指している小橋健太選手の挨拶があったのに…。夜の9時に眠り、早朝に起きるこの生活に、初めて不満を感じました(笑) 今日もまずは\ぽちっ\とよろしく♪ (あなたの1クリックが私のモチベーションです!) 以下も激戦中です!! ⇒ ブログランキング にほんブログ村 今日は行政書士試験についてお話します。 私が受験した年は、新試験になって2年目でした(平成14年度合格です) 要する... [続きを読む]

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