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2006年6月 6日 (火)

合格講座(民法7)2ターン目

 行政書士試験委員の決定の衝撃からあけて1日、今日は合格講座民法2ターン目の7回目復習回であるが、6回目までの講義の遅れをリセットし、問題演習は後半の終了30分前に本試験形式問題を3問解説を含めてやや駆け足だが行った。
 今日の教室は私的にはとても暑かった。女性の方でカーディガンを羽織っている方がいらっしゃったが、私は暑かった。そこで、講義の帰りに講師に挨拶がてら、
 「先生お疲れ様でした。今日は教室とても暑かったですねぇ。」
と軽く時候の挨拶のような感じで言ったのだが、まじめな先生は自分のせいだとばかりにとても恐縮されていた。ちょっと悪いことを言ったかなと後で反省した。先生申し訳ありません、他意はないんですよ~。m(__)m

 さて、前フリはこのぐらいにして、今日は講義の内容について書くことにしよう。
 講義の内容は抵当権の内容についてと根抵当権についてであったが、今回どちらに比重がおかれたかというと、実は抵当権の方で、それも抵当権の侵害についてという項目である。
 この侵害には第三者によるものと抵当権設定者(債務者)による侵害がある。第三者によるものとして一番判りやすいのが、不法占拠者に対する妨害排除請求権がある。講師はこのことについて、かのホタテ男こと安岡力也を登場させて解説をした。
 たとえばある銀行、私のメインバンクは東京三菱UFJだが長いので、りそな銀行とするが、りそな銀行がある人にお金を融資するために担保として所有の建物に抵当権を設定した。すると、その建物に安岡力也が乗り込んで居座った。さてりそな銀行はどうするということである。この問題に関しては二通りの攻撃法がある。ひとつは所有権に基づく物権的妨害排除請求権を代位行使するというものだ、なぜ代位行使なのか。それはりそな銀行には所有権がないからである。したがって所有者である抵当権設定者の持つ物権的妨害排除請求権を、担保価値の保全のため
(安岡力也が居座った建物など、仮に抵当権を実行して競売にかけても誰も買ってくれないからである。)
代わって行使するのである。
(唐突だが、セーラームーン的に言えば、「所有者に代わっておしおきよ!」言ったところであろうか。ただ、セーラームーンは自分の意思でおしおきするのだが・・・ (月に意思能力も行為能力もあるわけがない))
 では、りそな銀行は直接安岡力也にどけとはいえないのか? その点については判例はもうひとつの攻撃法として抵当権に基づき物権的妨害排除請求権を行使できるとの判断を示している。
(また唐突だがスケバン刑事二代目麻宮サキ的に言えば、「おんしはぜったいにゆるさんぜよ!」といったところであろう。)
 さらに必殺民法709条不法行為による損害賠償請求権を行使できるのであるが、この行使に関しては、抵当権が実行される前でも被担保債権(借金)が弁済期にあれば損害賠償請求が出来るとの判例がある。
 また抵当権に対する侵害として先ほど述べたとおり、勿論抵当権設定者(債務者)がやけくそで自分の建物にいろいろちょっかいを出すケースもあるわけで、
(どうせ、この建物は俺の建物ではなくなるんじゃ~。と建物をむちゃくちゃに壊そうとするかもしれない。)
こういうケースでは、りそな銀行は抵当権設定者(債務者)に対しては抵当権に基づく物権的請求権、民法709条不法行為による損害賠償請求権、増担保請求が出来るのである。またそのようなけしからぬ輩はもはや約束もへったくそもないということで、期限の利益の喪失(民法137条2項)となるのである。つまりりそな銀行は抵当権設定者(債務者)に対して、
「今すぐ金返せ」と「無事なビルの部分の価値で抵当権実行」ということが言えるのである。

参考 
民法第百三十七条
 次に掲げる場合には、債務者は、期限の利益を主張することができない。
 一  債務者が破産手続開始の決定を受けたとき。
 二  債務者が担保を滅失させ、損傷させ、又は減少させたとき。
 三  債務者が担保を供する義務を負う場合において、これを供しないとき。

追伸:今回の問題演習は1ターン目のと同じであるが、内容はすべて忘れていた。しかしながら、前回は本試験形式問題のうちセレクトした1問で間違えたのだが、今回は3問とも何とか正解できた。テキストの読み込みと過去問演習の成果だと考えている。

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コメント

お疲れさまです♪今、家の上空に暗雲がみるみるうちに立ち込めてきて、お部屋がくらーくなってまいりました。すごく嫌な感じ!と思いましたが、タカくんの楽しいブログに救われました(^^)。もしタカくんが講義をされたら、きっと面白い内容になりそうですよね!
相変わらず講義は混んでいらっしゃいますか?女性はやはり寒がりなのでしょうか。こちらでも半袖の男性とマフラーをした女性が共存していたりすることもあります。私が勉強を始めた当初から、タカくんは基礎を大事にするようずっとアドバイスくださいましたよね。私もまずはテキスト&過去問、がんばりまーす。

投稿: madam-y | 2006年6月 7日 (水) 12時41分

 madam-yさん、今日は。昨日の講義は本当に暑かったんですよ~。でも自分のせいではないのに、
「そうでしたか、すみません。」
と先生に謝って貰っては立つ瀬がありません。
 講義は相変わらず多いですよ。ただ、民法は2ターン目だということもあり、一時期に比べたら少ないかも知れません。まあ、民法が終われば行政法2ターン目に入りますが、司法試験の落ち武者たちが行政法だけ受けにやってきますから、またしばらくしたら人数も増えるのかもしれませんね。
追伸:昨日の講義の休憩中、廊下で行政書士試験の試験内容の変更の掲示を見て、
「へぇー試験内容変わったんやー。」
とのんきにのたまわっているカップルがいましたが、おそらく司法試験科の落ち武者であろうと推測しています。

投稿: タカくん | 2006年6月 7日 (水) 15時51分

こんにちは(^^)毎日暑いですね!

何で安岡力也さん登場なんでしょうね(笑。
取立てやサンやら何やらとなると、ミナミの帝王銀ちゃんを思い出します。
関西はよくやってますね、観てますか?

そうそう、抵当権と根抵当権に関しては私の受けた講義でも根抵当についてはあまり力を入れた話はありませんでした。
両者では抵当権に力を入れたほうがいいという事かもしれませんね。

投稿: 若葉 | 2006年6月 7日 (水) 16時57分

 若葉さん、こんばんは。
 「萬田はん」はうちの親父が好きでよく見てますよ。ちなみに我々の目指す行政書士は、萬田銀次郎をアコムやプロミスのようなまっとう(?)な金貸しに出来る資格です。
 さて、なぜ安岡力也が登場かと言うことなのですが、彼は取り立て屋ではなく、ただの武闘派ヤクザの立場で登場しているのです。安岡力也に部屋の中に居座られたり、チャリンコの前に仁王立ちされたら、我々善良な一般市民の力ではどうにもなりませんよね。つまり安岡力也は、先生のたとえの中では「占有者」「不法占拠者」に主に使われるキャラクターなのです。

投稿: タカくん | 2006年6月 7日 (水) 20時19分

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