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2006年5月12日 (金)

合格講座(憲法8)

 今日は合格講座の憲法8回目、憲法2ターン目の最終回にして問題演習による復習回である。
 初回の憲法は参加していないので分からないが、今回は今までの講義の最終回とは違い、講義の前半後半ともみっちり問題演習と重要事項の解説に終始し、特に憲法が得意であるといっている方向きの超マニアック論点まで(これが理解できれば憲法で満点を取ることが可能なライン(講師曰く国Ⅰ以下国Ⅱの間のライン))の論点まで解説して頂いた。
 復習問題は各回の学習内容から出題される○×形式の問題と本試験形式の問題3題からなるが、○×は各回出題合計75題中69題正解で正答率92%である。これは過去問が出来ていれば、このぐらいは当然であるのであるが景気づけにはよいだろう。本試験形式の問題は、3題中一番論点が難しい1問のみをしたが、これも基礎知識があればクリアである。内容的には検閲の問題で、近い類題が2002年の本試験問題に出ているので、それをご参照頂きたい。(本試験問題の方が更に難しい論点を要求しているが。)
 そんなこんなで幸先の良い状態だったが、このような状態でも2006年度の憲法では満点を取ることは難しいとのことである。憲法はもはや条文判例の丸暗記だけでは対応不可であるということは前々から述べている。条文の文言に対する判例、通説、学説。その3つが総て違う内容を指すこともある。なおかつ、まえにも言ったとおり2005年の憲法の記述問題で今まで出たことのなかった学説が出た。いわゆる「二重の基準」と「明白かつ現在の危険」である。講師曰くこの問題は司法試験科でも誤答した方がおられたぐらいのすさまじい問題である。司法試験科ではこの二つの学説については勿論学習されている。ではなぜミスったのか?
 それは試験委員側のすさまじいまでの司法試験科に対するトラップが仕込まれていたためだ。問題の内容を一読したところでは最高裁の判例で採用されている説のように思わせて、じつは「二重の基準」は最高裁が採用しているが、「明白かつ現在の危険」の法理については最高裁は支持はしてはいるが採用はしていない。ここで司法試験科の方々は、「明白かつ現在の危険」の法理は最高裁では採用していないのになぁ・・・ ということで悩んでアウト!というわけだ。で、話はここで終わらない。後日談があって、この記述問題を作成した憲法担当の試験委員
(前々から言っているとおり、彼は日本の最高学府と言われている大学の中の憲法の神様と言われたお方の弟子筋である。)
は、自身のブログで、あの問題は一生懸命勉強している人を落としてしまい、ビギナーズラック
(たまたま上記文言を覚えていて何も考えずに入れてしまって正解した人。)
を作ってしまった。あの問題は失敗作だったとのたまわっているそうな。それでは問いたい。あの問題が失敗作なら次はどんな問題で我々を悩ませてくれるのか? あの問題が、司法試験科の方々にダメージを与えるためだけの問題であるのなら、次はどんなマニアックな学説から出すというのだろうか・・・ 私達法令コマンドーではない普通の受験生はその問題をとばしても合格できるのだろうか?
 択一で簡単な問題が出ることはあまり無いというのに・・・・

行政書士試験はいったい何処へ行くのだろうか・・・・ 宇宙? イスカンダル? アンドロメダ星雲? 

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コメント

おはようございます♪すごーいっ。92%で当然だなんて。さすがですね~。私も頑張らなきゃ。
それにしても「二重の基準」と「明白かつ現在の危険」??そんなのテキストでお見かけしなかったような気がするんですけど・・・。うーむ。これを書かされるのですか・・・。けれど、タカくんにとっては、もしかしてこんな憲法の難化も”のぞむところだ!”って感じだったりして・・・(^^)。

投稿: madam-y | 2006年5月13日 (土) 08時05分

ほんと、試験はどこへ向かっているのでしょう…悩。
あまり難しさを極めていると、試験の意味が良く分からなくなってきます。
業務に大切なことを理解できているかを確認し、できているモノのみに資格を与える試験なのか…
単に、試験管と受験生の戦いなのか…

うーーーん。

しかし、いい正答率ですね♪
この調子で頑張ってください。
私は足元にもおよびませ~~~~ん笑。
・・・笑うしかないって・・・笑。

投稿: 若葉 | 2006年5月14日 (日) 08時25分

あ、ごめんなさい。
試験管じゃないですね、試験官ですね。
・・・これじゃ、実験だわ。

投稿: 若葉 | 2006年5月14日 (日) 08時26分

madam-yさん。コメントが遅くなって申し訳ありません。
 土、日と野暮用が多すぎました・・ (T_T)

 試験の難化は私だって望んでいないですよ~
(泣)
 「二重の基準」「明白かつ現在の危険」
 確かにテキストには載っていませんね。
 でも出たんです。
(出してしまったと言ったほうが正しいですかね。)
なぜならこの学説を唱えられた方は、憲法の試験委員のお師匠さまなのですから。記述で出た以上は知識として処理しなければなりません。ウオーク問の問261の解説を読み、内容からキーワードを引き出せるようにはしておきましょう。ただし、投稿にも書いたとおり、それだけでは憲法は満点を取れないと思われます。ですからやはり基礎からの積み重ねが大事だと思います。

投稿: タカくん | 2006年5月14日 (日) 20時24分

 若葉さん、今晩は。言い訳は前述のmadam-yさんへのコメント返しのとおりですので、省略させていただきます。

 うーん。もしかして試験官と受験生の戦いと言うのがある意味正解かもしれません。
(先生が講義でそんなことを言っていた気がします。)
 良いか悪いかではなく、現在の行政書士試験は実務の内容の理解度を試す試験ではなく、法律知識とその応用力を問う試験です。私たちはこの年になって「お受験」をさせられているのです。
 ただ、試験の内容がそうなっていて、行政書士になりたいのであれば、それをクリアーするしかないのです。つらい話ですが・・・
 暗い話になってすみません。気を取り直してお互い後で後悔しないようベストを尽くしましょう!

投稿: タカくん | 2006年5月14日 (日) 20時42分

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