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2006年5月23日 (火)

合格講座(民法3)2ターン目

 今日は、合格講座民法2ターン目の3回目、前回残した強迫による意思表示、代理、無権代理、表見代理であった。今回の講義に関しては、講師が講義中に本音を漏らしておられたが、民法の講義中で一番説明が厄介なところであり、なおかつ受講生側も理解するのが難しい部分なのだそうだ。ただ、法律の改正により使者と法律上規定される存在から、代理と言う権限を限定つきだが付与された(非弁行為と他士業の独占行為は代理できない)行政書士にとっても、代理と言う行為は実務上重要なものである。特に無権代理の件については、民法117条1項に規定のある無権代理人の責任として無過失責任だと言うことはとてつもなく重要である。

民法117条
 1 他人の代理人として契約をしたものは、自己の代理権を証明することができず、かつ、本人の追認を得ることができなかったときは、相手方の選択に従い、相手方に対して履行又は損害賠償の責任を負う

 つまり、本人と相手方が未熟な代理人(大体は弁護士がなるのだが)を型にはめようと共謀すれば、代理してほしいとの口約束だけで代理契約書契約書等を交わさなかった、又は後でもらうことにしたが結局くれなかったのでは証明するものがない。なおかつ本人が
「俺、そんなこと言ってない」
ということになれば、(罠にはめているのだから、当然そう言うだろう。)
民法117条発動で、哀れな未熟者代理人はきっちり型にはめられて、法律行為(たいがいは売買契約)の履行の責務を負わされるか、損害賠償を請求されて一生を棒に振ることになるのである。
 ただ、当然相手方の善意悪意の問題もあるので、同条2項に下記のような規定があるにはあるのだが、

上記同条
 2 前項の規定は、他人の代理人として契約をしたものが代理権を有しないことを相手方が知っていたとき、若しくは過失によって知らなかったとき、又は他人の代理人として契約をした者が行為能力を有しなかったときは、適用しない。

実際のところわざわざこんな事を言ってくれるほど、世の中の人はお人よしではない。たいてい知らなかったと言えば終わりである。
(ミスったとか知っていたと言えば、自分が損するわけだし・・・ 勿論この場合は未熟代理人を罠にはめるのだから、当然ながらそんな事を言う事は絶対にない。)
唯一自分が制限行為能力者である場合は逃げが効くが、そんな弁護士や行政書士はいないので万事休すである。

今日の教訓:代理をする場合は必ず書面で契約を交わそう。

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