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2006年4月29日 (土)

合格講座(憲法5)

 諸事情により(詳しくは前の投稿にて)、今から昨日に講義を受けた合格講座の件について投稿する。

 今回は憲法五回目という事で、統治の分野に入る。統治とは憲法の立法趣旨である、国民の攻撃力を上げ(人権規定)、国の攻撃力をそぐ(国民の防御力アップ)という観点からすれば、統治の分野は国の攻撃力を下げるための規定であることになる(講師談)
 さて、その内容としては機構面として権力分立(具体的には三権分立)、国民主権の側面があるが、これは人権面としての前者は自由権、後者は参政権と表裏一体をなす物であるといえる。
 さて、少し話の内容を変えるが、今年からの行政書士試験においては、より一層立法趣旨理解を問う問題が多くなるとのことは今まで口を酸っぱくして述べてきたことであるが、それは今回の講義での講師の細かい内容についての講義に現れる。
 具体的には国民主権の立法趣旨と、それから導き出される根本的考え方を理解しておかないと憲法では得点維持が不可能であろうと講師は断ずる。

 その具体的内容を下記に記す。

 国民主権とは、国家権力は国民の意思から発すべきだという建前・理念を意味する。
 ただ、そしたら国民が直接政治に参加できるのかというとそうではない。つまり国民主権とは国家権力の正当性が国民の意思にある事を指して「国民主権」と称するのだとは言われている。これを正当性の契機といい。通説ではこれを採用している。
 では、それでは国民が一旦選んでしまった国家権力には何も言えないのかというとそうではなく、国民には例外的に憲法改正・裁判官の国民審査・地方特別法に対する住民投票制度により直接国民自身の手で政治的決定を行う事が出来る権利を持つ。これ権力的契機という。
 これらの内容から国民主権の意味としては、正当性の契機と権力的契機二つの側面があり、正当性の契機は間接民主制を導き出し、権力的契機は直接民主制を導き出すという。そして現在の日本国憲法は原則正当性の契機によって導き出される間接民主制を採用している。

 さてここで問題である。講師がブログや講義で問いかけたものをそのまま記す。

 1・国会議員の解職請求を国民投票で行うことは合憲であるか、違憲であるか。

 2・重要な政治上の政策問題に関して、国民投票でその是非を問うことは合憲であるか、違憲であるか。

 答えは両方とも違憲である。答えは一発で出る。国民投票=直接民主制、憲法の規定=間接民主制、故に憲法に趣旨に違反するので違憲。ただしこれだけでは今年からの行政書士試験の全般において(特に憲法が顕著であるということであるが)得点確保は難しい。今年からは、ではなぜ間接民主制にしなければいけないのかをより深く問いかける問題が頻発すると講師はおっしゃる。確かに憲法に書いてあるからと言うのはその答えの中の一つである(憲法前文と43条)が、それと、日本の人口1億人あまりが霞ヶ関に集まれるかどうか、又国民が直接政治的決定を出来る場合にカリスマ的な独裁権を振るう人物があらわれ、彼を国民全部が支持したらどうなるのかというあと2つの側面があるといわれることを覚えておかないといけないのである。

 追伸:講師は講義後半の過去問演習の中で、今年からの行政書士試験においては、アドバンテージを取るとすれば、通説の内容も理解していた方がよいとおっしゃっている。判例と通説は意見が一致していない場合もある。二つを覚える事になる場合も存在するのである。 

 またまた追伸
  これは、例によってある団体の事務室でパソコンを借用して投稿した物です。今日は朝から野暮用でその団体の事務所に居座り、昼から夕方まで事務所の留守番をすることになっている。勿論、私にとってはパソコン以外遊ぶ物がないこの事務所では勉強がはかどることであろう。 眠くならなければ・・・・

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コメント

  阪急タイガース???(失礼しました!)

  若葉さんのブログで勉強させていただいて

 います。ヤバイっす!法検・国Ⅱで復習しま

 す。若葉さんありがとうございます。

  
 

  

投稿: 信者 | 2006年4月30日 (日) 01時52分

 信者さん、今晩は。禿げ鷹ファンド
(阪神ファンのうちの親父は某阪神電鉄株を買い占めた投資会社をこう呼んでとても敵意をあらわにしています。)
 が売却価格を吹っかけているので阪急のTOBは無理かも・・・

 さて話は変わりますが、若葉さんの問題、私も迷って・・・ 結果は聞かないで下さいまし。
 ですから、当然私もがんばってますよ~

投稿: タカくん | 2006年4月30日 (日) 22時52分

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